江戸時代の風景を描いた浮世絵は、現在ではどのように変化しているのでしょうか?
浮世絵師・歌川広重の代表作「名所江戸百景」には、日本橋の賑わいを描いた「日本橋江戸ばし」や「日本橋雪晴」があります。
そこには、魚河岸で働く人々や大名行列、富士山を望む江戸の風景など、当時の活気ある日本橋の姿が描かれています。
では、約150年後の現在、その風景はどのように変わったのでしょうか?
今回は、東西線沿線にある「日本橋」を実際に歩きながら、歌川広重の浮世絵と現在の風景を比較し、日本橋の歴史や見どころを現地レポート形式でご紹介します。
歌川広重「名所江戸百景 日本橋江戸ばし」について
「名所江戸百景」は、江戸後期の浮世絵師・歌川広重が手掛けた名所絵シリーズです。
全119枚から構成され、四季折々の江戸の風景や人々の暮らしが描かれています。
その中でも「日本橋江戸ばし」は、江戸の経済・物流の中心だった日本橋周辺を描いた作品として有名です。
当時の日本橋周辺には魚河岸があり、全国から集まった魚や物資が運ばれ、江戸屈指の賑わいを見せていました。
現在の「日本橋」へのアクセス
現在の「日本橋」は、東京メトロ東西線・銀座線「日本橋駅」のすぐ近くにあります。
駅のC1出口から少し歩くと、日本橋川に架かる現在の日本橋が見えてきます。
- 住所:東京都中央区日本橋室町1丁目
- アクセス:東京メトロ東西線・銀座線「日本橋駅」徒歩すぐ
- 周辺施設:日本橋高島屋、コレド日本橋、コレド室町など
「日本橋江戸ばし」と現在の風景を比較

まずは、歌川広重が描いた「日本橋江戸ばし」です。
橋の周辺には魚河岸が広がり、魚を積んだ船や働く人々の姿が描かれています。まさに江戸の台所として栄えていた頃の日本橋です。
そして現在の日本橋がこちら。

現在の日本橋は石造二連アーチ橋となっており、1911年(明治44年)に完成した19代目の橋です。
1999年には国の重要文化財にも指定されています。
橋の長さは約49m、幅は約27m。重厚感があり、日本の道路の起点としての風格が感じられます。

特に印象的なのが、日本橋中央柱に設置された「麒麟像(きりんぞう)」です。
翼を持つ麒麟は、「日本の発展」や「東京の飛躍」を象徴しているそうです。
近くで見ると迫力があり、思わず足を止めて見上げてしまいます。
東野圭吾氏の小説・映画「麒麟の翼」を思い出す方も多いのではないでしょうか。

また、日本橋の親柱には迫力ある「獅子像」も設置されています。
麒麟と獅子の装飾によって、日本橋は単なる橋ではなく、一つの芸術作品のような美しさを感じさせます。
歌川広重が描いた時代から150年以上が経った現在でも、日本橋は東京を代表するランドマークとして存在感を放っています。
「日本橋雪晴」と現在の景観の違い

こちらは、もう一つの名所江戸百景「日本橋雪晴(にほんばしゆきばれ)」です。
雪景色の日本橋を、大名行列や商人たちが行き交う様子が描かれています。
さらに遠くには富士山も見え、江戸時代の開放感ある風景が伝わってきます。
では、現在同じ場所から見るとどうでしょうか。

現在の日本橋の上空には、首都高速道路が通っています。
そのため、浮世絵に描かれていた富士山や開放感ある空を見ることはできません。
江戸時代の風景と比較すると、最も大きく変わったポイントと言えるでしょう。
近年では「日本橋の空を取り戻す」ため、首都高地下化プロジェクトも進められています。
もし将来、再び空が開けた日本橋の景観が戻れば、広重が描いた風景に少し近づくのかもしれません。

現在の日本橋周辺には、銀行・証券会社・百貨店・商業施設などが立ち並んでいます。
コレド日本橋、コレド室町、日本橋高島屋など大型商業施設も多く、日本橋は今も昔も「商業の街」であることに変わりはありません。
江戸時代は商人の街、現在は金融と商業の中心地。形は変わっても、日本橋が東京の中心であることは今も同じです。
なお、日本橋に実際に住む場合は、周辺の賃貸物件をあらかじめチェックしておくことで、家賃や間取りのイメージが具体的に掴みやすくなります。条件に合う物件を探したい方は、こちらから最新の賃貸情報をチェックできます。
→【住む場所決まった?新生活のお部屋探しはアパマンショップで】
実際に日本橋を歩いて感じたこと
実際に現地を歩いてみると、「江戸」と「現代東京」が重なり合う不思議な感覚があります。
高層ビルや高速道路に囲まれている一方で、日本橋そのものには歴史的な重厚感が残っており、歌川広重の浮世絵の面影も感じられます。
特に麒麟像や獅子像は見応えがあり、日本橋観光の見どころとしてもおすすめです。
浮世絵を見てから現地を歩くと、「ここに江戸時代の魚河岸があったのか」「ここを大名行列が通っていたのか」と想像が膨らみ、街歩きがより楽しくなります。
歴史好きな方はもちろん、日本橋観光や東京散歩が好きな方にもおすすめできるスポットでした。
なお、日本橋周辺スポットについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。
→【大手町で天然温泉に入れる!「SPA大手町」体験レポ|料金・アクセス・口コミ感想まとめ】
→【皇居・二重橋を大手町から散策!東京駅から歩ける絶景スポットと見どころを徹底解説】
→【東京のアンテナショップおすすめ5選【日本橋・飯田橋・神楽坂】ご当地グルメ巡り完全ガイド】
また、東西線沿線の観光スポットやレジャー施設は週末になると混雑することも多いため、「アソビュー!」で事前にチケットを予約しておくとスムーズに楽しむことができます。
→【旅行先での遊びや、週末のおでかけ先をお探しなら日本最大級のレジャー総合情報サイト「asoview!(アソビュー)」にお任せ】
