
福岡でSuica・PASMOが利用できる場所について、結論としては、交通系ICカードがかなり普及していますので、Suica・PASMO利用者には有難い街となっています。
旅行や出張で地方を訪れる際、「キャッシュレス決済が使えるかどうか」は気になるポイントのひとつです。
特に、東京や関東圏では当たり前に使われている交通系ICカード「Suica」や「PASMO」が、他の地域でも使えるのかどうかは、事前にチェックしておきたいところです。
そこで今回は、福岡でSuicaやPASMOはどこまで使えるのか?という疑問にお答えします!
全国展開しているチェーン店であれば比較的対応しているケースが多いものの、観光施設などではどうなのか?
本記事では、2025年10月時点での福岡における交通系ICカードの対応状況についてご紹介します。
※なお、本記事は、筆者が2018年に現地を訪問した際の体験をもとに初回執筆を行い、毎年、最新の公式情報を確認のうえ、加筆・修正し記事を更新しています。実際の運用状況が変更される場合もありますので、最新の情報は各施設・交通機関の公式ページをご確認下さい。
福岡のnimoca・はやかけんとSuica・PASMOの互換性について

交通系ICカードは、鉄道会社や地域ごとに発行されている非接触型の電子マネーカードです。
福岡では主に以下の3種類のカードが使われています。
- SUGOCA(スゴカ):JR九州
- nimoca(ニモカ):西日本鉄道
- はやかけん:福岡市交通局
この3種類は、SuicaやPASMOなど全国のICカードと相互利用が可能です。そのため、ICOCA・PiTaPaが使える場所は、Suica・PASMOも利用可能。
なお、SuicaとPASMOのどちらを利用したら良いかについて詳しく知りたい方は、【SuicaとPASMOの違いを徹底比較!東西線ユーザーはどっちがお得?】を是非ご覧下さい。
福岡のSuica・PASMOの利用可否
さて、本題ですが、福岡でSuicaやPASMOはどこまで使えるのか、福岡の電車、バス、タクシー、観光施設について、利用の可否を〇×で示しています。
なお、この〇×は交通系ICカードの利用ができるかどうかで、現金のチャージ可否などは考慮していませんのでご留意下さい。
ちなみに、上記のとおり、SuicaやPASMOは全国のICカードと相互利用が可能であることから、以下の「交通系電子マネーご利用になれます」のマークがある場所は、SuicaやPASMOの利用が可能な場所となります。

(出典)http://www.nittohmall.com/images/mallguide/140501_01.jpg
電車、バス、タクシーのSuica・PASMOの利用可否
羽田から福岡までは飛行機で約1時間50分。
福岡空港からは地下鉄に乗り換えて・・・

2駅で博多駅に到着。
・・・って早!
空港から10分程で九州の玄関口博多へ。中心の天神までも20分程。非常に便利で早く、そしてラク。到着して早々、福岡の凄さを実感。
まずは、空港に到着し乗った地下鉄などの交通機関における交通系ICカードの可否はこのようになります。
| 名称 | 利用可否 |
| 【電車】 地下鉄(福岡市交通局) | 〇 |
| JR(JR九州) | 〇 |
| 西鉄電車(西日本鉄道) | 〇 |
| 【バス】 西鉄バス | 〇 |
| 昭和バス | 〇 |
| JR九州バス | 〇 |
| 福岡オープントップバス | 〇 |
| 【タクシー】 福岡西鉄タクシー | 〇 |
| 安川タクシー | 〇 |
| 福岡交通タクシー | 〇 |
| 第一交通タクシー | 〇 |
| 三五会タクシー | 〇 |
| 福岡昭和タクシー | 〇 |
| 福岡MKタクシー | × |
| 福運タクシー | × |
福岡の電車は、地下鉄やJR、更に西鉄電車が走っています。地下鉄のはやかけん、JRはSUGOCA、西鉄電車ではnimocaと、福岡では3つの交通系ICカードがあります。
これらの交通系ICカードは全国相互利用が可能なため、SuicaやPASMOも問題なく使えます。
更に福岡市内であれば、電車よりもバスの方が交通網が発達。福岡市民も生活の移動は基本的には車になりますが、バスも利用しています。もちろんバスに関してもSuica・PASMOの利用が可能。
更にタクシーでもSUGOCAと提携している会社が多くあります。
このため、移動に関しては問題なくSuica・PASMOが利用可能となっています。支払いがラクで助かります。
観光施設等のSuica・PASMOの利用可否

更に買い物や観光施設などの可否は以下のとおりとなります。
| 名称 | 利用可否 |
| ヤフオクドーム | 〇 |
| BOSS E・ZO FUKUOKA | × |
| キャナルシティ博多 | 〇 |
| アミュプラザ博多 | 〇 |
| 博多デイトス | 〇 |
| 天神地下街 | 〇 |
| 九州国立博物館 | 〇 |
| だざいふ遊園地 | 〇 |
| マリンワールド海の中道 (ショップ・レストランで可、入場料金は不可) | △ |
| 福岡タワー展望台 | × |
| 柳川川下り | × |
基本的には、多くの店舗で交通系ICカードの利用が可能。
特に買い物ができるショッピングモールや店舗の多くは利用できるので助かります。福岡の交通系ICカードの普及率の高さを感じます。
福岡でSuica・PASMOを利用する際の注意点
そんな交通系ICカード県の福岡ですが、支払い時の注意点が、
「PASMOで支払いをお願いします!」と言うと、
「ん?・・・あっ、SUGOCAね」
と、PASMOは知られていないので何の支払いか分からず、一瞬の間があります。(笑)
このため、「交通系ICカードで支払いをお願いします。」と言った方が無難です。
福岡のSuica・PASMO利用可否まとめ

福岡は交通系ICカードがかなり普及していますので、Suica・PASMO利用者には有難い街となっていました。
そんな福岡の市内を歩いていると、非常に活気のある街だと驚かされます。福岡市は10代、20代の人口増加率が高い街で、市内を歩いていても若い人達が多い。更に、中国や韓国も地理的に近い場所にあるため、インバウンドによる買い物意欲も旺盛。
そして人が多いのは駅だけで、少し離れると人が少なく静か。
また、ネオンや派手な看板はなく、建物が1つ1つが大きて整備されゴチャゴチャしていません。
このため、街の景観が綺麗。
これらが福岡の街の魅力なのだと感じました。
なお、同県で北九州のSuica・PASMOの対応状況について詳しく知りたい方は、【北九州でSuica・PASMOは使える?門司や小倉の利用可能エリアを調査!】を是非ご覧下さい。
また、東京メトログッズにご興味のある方は、以下からご購入できますので、こちらも是非ご覧下さい。
