
毎回切符を買わずにお金をチャージして乗り換えができるのが「交通系ICカード」。
東京メトロではPASMO(パスモ)、JR東日本ではSuica(スイカ)と呼びます。
このPASMOやSuicaがあると、東京メトロ・JR・都営など鉄道会社が違っていても利用できるので電車の乗り換えがかなりラク。
更に電車だけではなく、コンビニやカフェなどの支払いでも利用できるので、小銭を持たなくてもよく支払いがスムーズ。
ふと・・・
他の県でSuicaやPASMOは使える?
函館に観光に行った場合、全国にチェーン展開しているお店以外でSuica・PASMOは使えるの?そんな疑問が。
そこで、函館のSuicaやPASMOの利用状況を調べてみましたのでご紹介致します。
Suica・PASMOを始めとする交通系ICカードについて

まずSuicaやPASMOを始めとする「交通系ICカード」は、鉄道会社や地域ごとに様々な種類のカードが発行されています。
- PASMO(パスモ):東京メトロなどの私鉄
- Suica(スイカ):JR東日本
- Kitaca(キタカ):JR北海道
- TOICA(トイカ):JR東海
- manaca(マナカ):名古屋の私鉄
- ICOCA(イコカ):JR西日本
- PiTaPa(ピタパ):関西の私鉄
- SUGOCA(スゴカ):JR九州
- nimoca(ニモカ):西日本鉄道
- はやかけん:福岡市交通局
様々な種類のカードが発行されると分かり難いのですが、この交通系ICカードは全国相互利用が可能です。
そのため・・・
上記10種類のうち、どれか1枚を持っていれば鉄道会社関係なくICカードが利用可能で、電車に乗り降りすることができるのです。
そして・・・
以下の「交通系電子マネーご利用になれます」が目印の交通系ICカードのマークがある場所は、SuicaやPASMOの利用が可能な場所となります。

(出典)http://www.nittohmall.com/images/mallguide/140501_01.jpg
更に鉄道だけでなく、観光施設なども交通系ICカードと提携しているので、Suica・PASMOの利用はこのマークが目印となります。
以上を踏まえて、交通系ICカードの利用可能な場所を〇×で示してみました。
なお、利用可否は2025年3月15日時点の確認となります。また、この〇×は交通系ICカードの利用ができるかどうかで、現金のチャージ可否などは考慮していません。
函館の公共交通機関におけるSuica・PASMOの利用可否

まず函館近郊における交通系ICカードについては、以下の会社が発行しているカードがあります。
- Kitaca(キタカ):JR北海道が提供する交通系ICカード
- ICAS nimoca(イカすニモカ):函館市電が提供する交通系ICカード
これらの会社が発行するカードは、他の交通系ICカードとの相互利用が可能となっていますので、Kitaca、ICAS nimocaが利用できる場所では基本的にSuica・PASMOも利用可能。
このため、公共交通機関における交通系ICカードの可否は以下のとおりとなります。
名称 | 利用可否 |
【電車】 JR北海道 (函館線の岩見沢~旭川間及び新函館北斗~函館間) | 〇 |
函館市電 | 〇 |
【バス】 函館バス | 〇 |
函館帝産バス | × |
【船】 津軽海峡フェリー | 〇 |
【タクシー】 相互交通タクシー | 〇 |
函館タクシー | × |
第一交通タクシー | × |
桔梗ハイヤー | × |
函館の公共交通機関は概ねSuica・PASMOの利用が可能です。
函館の主な観光施設におけるSuica・PASMOの利用可否

そして、函館の主な観光地での利用可否は以下のようになります。
名称 | 利用可否 |
函館山ロープウェイ | 〇 |
五稜郭タワー | 〇 |
大沼遊覧船 | 〇 |
旧函館区公会堂 | × |
函館市旧イギリス領事館 | × |
函館市青函連絡船記念館 摩周丸 | × |
ラッキーピエロ | × |
函館市熱帯植物園 | × |
人力車えびす屋・函館店 | × |
北海道の中でも中心地の札幌はSuica・PASMOの利用ができる場所は多くありましたが、函館においては、使える場所は限られてしまう印象です。
最後に
さて函館においては、Suica・PASMOが利用できる場所はそれ程多くはありませんでした。函館から離れてしまうと利用できる場所は更に少なくなります。
広大な北海道において、中心地の札幌ではSuica・PASMOが利用できる場所は多くありますが、それ以外の場所での利用は限定的との結果でございました。